« 3.下山日の朝陽 | トップページ | 凄い効き目・ねむけだるさにモカ »

2007年9月21日 (金)

母の誤算3

Img_8159 写真は、槍の頂上とは、何も関係ない。

けれど

槍に登った日には、朝は、こんな感じ。

午後には、

こんな穏やかな感じは、吹き飛んで

大荒れ。

小屋が揺れるような風が吹き、

小屋の部屋に入っても、寒さは治まらず。

・・・・・・・・・・・・・・・

母の誤算・・・・

槍頂上から下るとき・・・とっとこ太郎は、きっと、怖がるだろうと思った。

正直、私は怖かった。

雪のある春に登った時は、何てこと無いところに思えたが、

今度の梯子は怖かった。

・・・・・・・・・・・

突風が吹き。

真っ直ぐ登る梯子に、その風が吹き付ける。

風が弱い間に移動しないと・・・怖かった。

吹いてる間は・・・しがみついて、止むのを待った。

こんなに、風が吹くんだと分かっていたら・・・登ってない。

怖いのは、風じゃなく・・・とっとこ太郎が落ちるんじゃないかと言う不安と恐怖

・・・・・・・・・・・・

この子が落ちたりしたら・・・私は・・・・半狂乱

・・・・・・・・・・・・・

そんなこと考えながら・・・・・

「三点をしっかり持つ・・・一点を動かす!!!」を、

連呼していた。

しかし、

あるとき・・・風で、聞こえない耳に・・・

「何言ってるんかわからんし・・・」と、

とっとこ太郎の声が聞こえてきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「三点をしっかり持ち・・一点を動かす!!!

そう自分でずっと言いながら、降りて!!」と言ったが

・・・無視された。

何度も言い続けた挙句に・・・「一点をもち三点を動かす・・・」とか

訳分からなくなって・・・・私が口走った。

すると・・・・「逆でしょう」と・・・笑っていた。

リラックスさせるために、ボケてやったつもりも無く・・・マジで言い間違ったんだが・・

とっとこ太郎は、いたって冷静だった。

梯子や岩を持つ手に袖口から・・・ジャバジャバ、カッパのなかの肘まで、雨水が流れこんだ。

・・・・・・・・・・・

下山の長い道で・・・・とっとこ太郎に聞いた。

「一番きついなあ・・・と思ったのは?」

無い。

あえて言うなら・・・・槍の下り・・・・・きついんじゃなくて・・・・・

母に対して・・・「無茶しおるなあ・・・・・」と思ったと言った。

天気のおかげで、高度感は無いし・・・全く怖くは無かったと言った。

・・・・・・・・・・・・・・・

体は、しんどくないかと聞くと・・・・・

「だてに小さい頃から、山へ連れ廻されていないで・・・・」とか言うし・・・。

母は・・・意外であった。

子供だと思っていたが・・・一人前に成長していた・・のに、驚いた。

|

« 3.下山日の朝陽 | トップページ | 凄い効き目・ねむけだるさにモカ »

コメント

息子さんとの山は羨ましいですね。
 うちは息子と最後に一緒に行ったのは私が倒れてすぐに足慣らしに金時に行くと言ったら心配して着いてきた時ですね。離れて住んでいるからもあるけど特に山に興味は示さない。。。 娘は5年ほど前の富士お礼参り登山の時、登ってみたいと着いてきたのがやはり最後。娘も息子も特に山に興味は示さないですね。 小さい頃には八ヶ岳や東北の山へ夏休みの度に連れて行ったのだけど。。。

投稿: Flugel GT | 2007年9月21日 (金) 20:44

追伸)こんな凄いことをする母親というのは息子さんにとって“自慢の母”じゃないのでしょうか。 絶対口にはしないでしょうけど。

投稿: Flugel GT | 2007年9月21日 (金) 20:47

Flygel GT様へ    デナリ

おはようございます。
息子さんや娘さんと山に行ったのですね、
心配して付いてきてくれるなんて
羨ましいです。
お体調子よくなったの確認して、安心されているので今は又自由に行っているって事なのですね。
子供達も山が好きみたいです。

バランスも悪くないし、
体力も行けるだけはあるみたいですし
時間が許せば、どちらかと又行って見たいです。

平日に尾瀬とか、白神岳とか・・・楽しみが又増えました。

投稿: Flugel GT様へ | 2007年9月22日 (土) 06:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 母の誤算3:

« 3.下山日の朝陽 | トップページ | 凄い効き目・ねむけだるさにモカ »