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2008年4月15日 (火)

冷たいお腹と暖かいきみきみ

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きつい夜。

・・・・

デナリさんと呼ばれた。

起こっている事態は想像ついた。

陣痛起こって来て病院に着いた。

胎児心音が聞こえないのだ。

そういう事態が起こったとき、必ず他の人に確認してもらう。

きみきみの頭の位置を確認するため膝を立てて貰ってお腹の上からきみきみの頭を触る。

ママのお腹が凍るほど冷たい。

すぐ分かった。

多分ダメだ。

きみきみは動いていない。

心拍がとれる筈がない。

凍るような冷たいお腹では・・・・・。

・・・・・・・

・・・・・・・

長い時間格闘の末

きみきみは、生まれた。

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ママもパパもおじいちゃんもおばあちゃんもみんな泣いた。

・・・・・・・

今夜は、私はサポートの仕事。

・・・・・・・

きみきみを抱きとめる。

予定日を随分過ぎたきみきみは、いつものきみきみと同じくらいに大きくなっていた。

・・・・・・

悲しいくらいにまだ暖かかい。

全身は紫色。

・・・・・・

抹茶のような羊水と血液でズルズルなきみきみの体は、いつものようにタオルでゴシゴシすると皮膚がむける。

そっと、冷えた身体を暖かいお風呂で洗い流す。

・・・・・・

私もきみきみとママに・・・・三歩さんの様に、きみきみに「頑張ったね」「偉かったね」と声かけする。

・・・・・

きみきみにも、

「お風呂に入ろうね」

「頑張ったね」

「偉かったね」

声かけしながら取れない羊水を石鹸のアワアワで洗い流す。

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歯をくいしばる。

仕事中は泣かない。

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どこも欠損ない。

穏やかな寝顔。

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