« 全快祝いを張り切って買いに行く | トップページ | ビックイシュー日本版・5周年 »

2008年9月 2日 (火)

猫捨てる

昔の出来事を思い出した。

ちょっとだけ、悲しい気持ちで思い出した。

・・・・・・・・

私たち家族は、18年7ヶ月前の1月半ばに、この家に住み始めた。

造成して新築の家が田んぼの真ん中に建った。

周りには、一緒に建った家20件しかない。

引越してきた荷物を解いて、カラのダンボール箱がたくさん出来た。

荷物の整理が一段落したある日の事。

それは、段ボール箱を全て分解して、ぺっちゃんこにして家とブロック塀の間に

立てて置いた。

古紙回収車が回って来たら持って行って貰おうと思っていた。

そうしていたら、ある日の事・・・・・・

どこかでミャ~ミャ~鳴き声がする。

私は、生れてこの方、猫に接して暮らした事が無い。

だから、猫の声が聞こえても、だからどうする事も無い。

だーさんも、犬を飼ったことはあっても、猫に縁がない。

だーさんに、猫の鳴き声がすると言って、家の周りを見て回って貰った。

すると、ダンボールとダンボールのわずかな隙間に生れて間もない小猫たちと母猫がいた。

人が近づくと母猫が1匹くわえて逃げ去るが、コネ子達が残される。

そして、また何処からか戻ってくる。

いっこうに、何処かへ去ってくれる様子は無い。

餌はあげない。

かわいがった事も無い。

それでも、そこはさぞかし、風が遮られ、ダンボールが温かいんだろう。

2歳になったばかりの三年寝太郎がいたが、猫は飼うつもりも無い。

餌もあげていない。

ダンボール箱も撤去した。

何日間、我が家に居ただろう。

ひょっとしたら、すぐの日だったかもしれない。

小猫をくわえて逃げる様子も無くなり、母だけ逃げるような時、だーさんは意を決して

母だけ去って残された小猫を箱に入れて遠くに連れ去った。

見つけた母猫は、しばらく鳴いていたが、鳴き声はすぐ聞こえなくなった。

・・・・・

捨てた場所を、帰って来ただーさんに、しつこく聞いた。

「聞いてどうなるんだ」と言って、だーさんは私にきつく言い返した。

言われて腹がたった。

「そんな事言うなら、自分でしろ」と言い、だーさんは静かに怒っていた。

確かに私に何も言う資格はない。

言いたいのなら私が飼うなりなんなりすれば良かっただけのこと。

だーさんだって、そんな役目したいわけじゃない。

私にしろといわれても、出来なかっただろう。

・・・・

なんで我が家が気に入ったんだろうか。

うちに来なかったら良かったのに。

我が家じゃなかったら、何処かの別の家が飼ったか?と言うと、

この18年家猫を飼った家は無い。

我が家の周りにいつも遠方から来たのか野良猫か分からないが猫はウロウロいた。

前に書いたことがあるけれど、

木に巣を作った野生の鳩の雛を毎年襲って食べちゃうのもそれらの猫であった。

ちょっと離れた所に、猫屋敷があった。

何処かから空き地に捨てに来ることも・・・・。

・・・・・

猫ちゃんを何処かへやった私達は、ひどい?

あのままそっとしておいたら、みんなで何処かへ行ってくれた?

我が家が気に入ったから、私たちの責任?

飼い主さんを探し、猫ちゃんたちが幸せになるお手伝いをしなかった私は、とんでもない人間?

過ぎた昔は悲しいけれど、今から言ってもどうしようもないんだね。

・・・・・

なんだか昔を思い出して、悲しくなった。

それから1年後とっとこ太郎が生れた。

4年後?おたまちゃんがうちに来た。

Img_2441ごめんなさいね。

三年寝太郎がこの記事を覗き込んで

「猫って飼った事あるの?」と聞いた。

「無いよ。居つきかけた昔の話」と返事した。

側にいただーさんは、18年前の事を忘れてしまっている。

意外と覚えてないんだね。

それほど、怒っていなかったんだね。

人の気持ちは分からない。

・・・・・

・・・

|

« 全快祝いを張り切って買いに行く | トップページ | ビックイシュー日本版・5周年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 猫捨てる:

« 全快祝いを張り切って買いに行く | トップページ | ビックイシュー日本版・5周年 »