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2009年4月27日 (月)

朔の夜、新月の星のもと

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昨日の夜勤明けは、すがすがしい気持ちで帰ってきた。

まあ・・言葉で表現するなら・・・・・

六甲全山縦走を完走してゴールした時の気持ちに匹敵する。

余計に訳分からないか・・・・・。

私は、サポートする役目でした。

それでも、こんなにうれしい心持ちは無い。

ことさら断るのもおかしいんだけどね。

私のきみきみじゃないんだけれどね。

長い長いマラソンのような、ママのお産だった。

結果的には無事に普通に分娩終わった。

しかし、そこにいたるには、長い長いプロセスがあった。

綱渡りと、忍耐と・・・・

私は分娩室の様子がいよいよだと察知して、外での仕事をそこそこに手伝いに入ろうとした。

もう一人同僚が外に置いている吸引分娩の時に使う機械を持ち込もうとしていた。

それまで何度も何度も胎児の心音は落ちていた。

何時間も前にも1回だけ恐ろしく心音が落ちた。

その地点にも帝王切開の可能性が懸念された。

ところが座っていたママを横になって酸素を吸ってもらうだけで回復した。

数時間しここにきていよいよ今回の心拍低下は待てないギリギリのところに来ていた。

側切開

吸引分娩

クリステル胎児圧出法

デナリはママのお腹の上からきみきみを押し出す係り

きみきみのママが大きく息を吸い込んで気張る時、呼吸を合わせて押す。

グッと子宮の上底を股間に向かって圧をかける。

ママも気張り出す。

主治医は、吸引(トイレが詰まったら便槽をコポコポするあれに似た大きい吸盤を胎児の頭に吸い付かせて)をかけて、引き出す。

ママ

主治医

デナリ

同室した全ての人間の気を合わせる。

目的はたった一つ

きみきみに会うためだけに

元気なうちにこの世に生まれてきてもらうために

ずっと、直前まで外で他のママのお世話していたものだから、そこまで状況が切羽詰っているとは思わなかった。

が・・・・・。

吸引かけて、2回押しても出なかったら・・・・帝王切開

そう言う話になっていた。

そうだ。

知らなかったのはデナリだけだった。

しかし、そのおとぼけが・・・意外とよかった。

1回押した出なかった。

2回目・・・ちょっと力を込めてみた。

児頭をぐっと下げた。

出ると判断できる所まで下がった。

手加減知らないデナリだが・・・ぐっと力をきみきみに伝えた。

きみきみの頭が出た。

何時間も心音落ち続けた割に、きみきみの状態はすこぶる良かった。

ずっとママは酸素を吸い続けた。

きみきみも少しの時間、酸素をかいだ。

それでも、きみきみ元気で普通の経過でカンガルーケアーした。

そして、1時間後にママが帰室するのに同行してきみきみ添い寝でママに同床した。

そりゃ、お産を取り上げさせてもらった同僚は達成感ひとしおだろう。

最後の最後に押しただけでデナリもうれしかった。

勤務の私たち3人は・・・・緊急帝王切開にならなくて良かったと、ホッとした。

夜勤の緊急帝王切開は、私たち3人ですることになる。

主治医とあと誰かドクターを1名呼んで。

緊急を要するから、なりふり構わず猛烈スピードで帝王切開開始まで数分~数十分でで準備する。

デナリなんか走り回る事だったろう。

よかった。

本当に良かった。

普通分娩さまさま・・・・。

お産の神様に愛されて、きみきみ元気に生まれた。

ようこそ、きみきみ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

里帰りで地元の助産院で分娩の予定だった。

4○歳初産

貧血・妊娠高血圧気味

4月になってそのせいで、嘱託医である主治医のもとに紹介された。

その主治医が受けなければ、おそらく「大きな総合病院での帝王切開」でも問題にはならない症例だったかもしれない。

「運」「出会い」

きみきみとママの運命は、普通分娩に流れた。

きみきみは、そういう運をつかんで生まれてきたんだ。

朔の夜。

新月の星のもと・・・・・

3人生まれた。

●加えて3人入院したママの経過を見ている。

●1歳8ヶ月の授乳中のママの乳腺炎で発熱の相談・・・かわいそうだが物理的に無理・・時間と余裕が無い。

朝まで様子見てと改善策を伝授した。

●1人のママは、まだお産まで時間が少しかかるから家でしっかり動きな~あと帰宅する。

長いようで短い夜が明けた。

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