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2010年2月 9日 (火)

胎盤用手剥離

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癒着胎盤について・・・・

「ゆちゃく」と読む。

何の関係も無い人ばかりでしょう。

子宮の中で妊娠する。

子宮の中で育んだ命を産み、それが分娩の全てで、それで終了と思ってはいけない。

その後に、いろんなことが起こる。

胎児を育ててきた胎盤が娩出される。

無事出産が済むと、子宮と子宮にくっついていた胎盤の間にはズレが生じ、

子宮が更に収縮することによって、完全に子宮から剥がれ落ちる。

しかし、収縮が悪かったり、いろいろな事情で、胎盤が剥がれない事態が起こりうる。

いろいろ試みて、胎盤が順調に剥がれるように促すのですが、

剥がれない時は、

「胎盤用手剥離」と言う処置をする。

万が一の大出血に備えて、血管確保(点滴入れて)して、

痛み止めの薬と眠くなる薬の注射で、眠ってしまってもらって

清潔な操作のもと、手で胎盤をはがすのです。

万が一、剥がれなければ、

胎盤と共に子宮を取る手術をする事にもなりかねない事態なのです。

そういえば、

私が今の職場に来てから担当したお産は2006年から400件弱、その間に経験することも無く済んだ。

お産の係りではない時の外回り係の勤務でも、胎盤用手剥離は1回も無かった。

(もちろん、他施設で当たってしまった事はありますが・・・)

まあ、ビックリするような光景です。

本人の意識が無いから、耐えられる?ものですが、

ドクターの片腕の肘関節辺りまで挿入され、手で剥がして掻き出してくるのです。

壮絶です。

ともかく、無事にお産を済ますと言うことは、そういうことも含めて

大変なことなんです。

昨夜は、ボロボロになった胎盤がすっこり出てまいりました。

意識が戻ったママは、

その後は異常も無く初回の歩行をする頃には、通常の経過に戻っていました。

ホッとする。

無事に出産を済ませたママは、そんなリスクを乗り越えて来た勇者なのです。

どうぞ大事に養生させてあげて、頑張ったことをねぎらって上げてくださいね。

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